2023-04-01
すでに持ち家があるなどの理由から、家を相続してもそこに住めないケースも多いでしょう。
しかし、そのまま放置しておくにはリスクがあるため、所有者である限りきちんと管理をおこなわなければなりません。
そこで今回は、相続した家の管理方法や放置しておくデメリット、空き家にしないための解決策について解説します。
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人がいなくなった家は急速に劣化していくため、適切な管理をおこなって劣化を可能な限り食い止めなければなりません。
まず、やるべきことは定期的な換気であり、とくに湿気が溜まりやすい部分はしっかり換気をおこなってください。
また、最低でも月に1回は1分間くらい水道の水を出して通水をおこない、水道管の破裂や悪臭の発生を防ぎましょう。
さらに、誰も住んでいない家でもきちんと掃除しておくことも大切です。
室内だけでなく、庭の手入れもおこなわないと害虫が発生してしまい、隣人とのトラブルになることもあります。
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相続した家を空き家のままにしておくと、価格が下落したり、特定空家に認定されたり、所有者責任を問われたりするリスクがあります。
維持・管理にはコストがかかりますが、放置すると建物が傷んでしまって、いざ売却しようとしても価格が下落してしまうデメリットがあるのです。
また、特定空家に指定されてしまうと、最終的には行政代執行によって取り壊されてしまいます。
その費用は所有者に請求され、もし支払えなかった場合は土地が公売によって売却されて土地まで失うことになりかねません。
そして、建物の崩壊などで被害が出てしまった場合、たとえ災害などによるもので故意ではなくても、所有者はその責任を負わなければならないというデメリットもあります。
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今後も住む予定がないなど相続した家が空き家になってしまいそうであれば、解体して更地にしたり駐車場にしたりするという解決策があります。
解体費用は出さなければなりませんが、自治体によっては助成金や補助金が出る場合もあるので、そういった制度がないか調べてみましょう。
誰かに譲渡するのも解決策のひとつですが、無償で譲渡することになるかもしれません。
不動産会社をとおしたり空き家バンクに登録するなどして、相続した家を売却してしまうのもひとつの解決策です。
相続した空き家を売却すると所得税の控除も受けられるので、ぜひご検討ください。
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