ライフステージの変化にともなう不動産売却を成功させるポイントとは？

住み替えや売却を検討する際はいくつかのタイミングがありますが、不動産は高額なため、なるべく負担を減らしたいものです。
そこで今回は、ライフステージの変化における不動産売却の方法について「出産」「子どもが独立」「親が亡くなる」の3パターンに分けてご紹介します。
それぞれのタイミングに最適な方法で売却することによって、費用負担を減らし、スムーズに手続きできるでしょう。
江戸川区を中心に東京23区や横浜、川崎で不動産売却を検討中の方は、ぜひ今後の参考にしてみてください。

ライフステージの変化による不動産売却の方法①出産

ライフステージの変化のなかでも、家族が増えるタイミングである出産の際に住み替えを考える方も多いでしょう。
売却を考える理由やメリット、上手に不動産売却するポイントについてご紹介します。

出産というライフステージの変化で売却を考える理由

家族が増えることによって、家が手狭になるのが大きな理由です。
子どもの人数によっては、子ども部屋をいくつも用意する必要があります。
また、子どもの将来を考えると、教育施設や公共施設などの周辺環境も気になるところでしょう。

出産のタイミングで不動産売却するメリット

それでは、出産というライフステージが変化するタイミングで不動産売却する場合の3つのメリットをご紹介します。
子育てがしやすくなる
部屋数や収納、広い庭など、出産にともない増設したいスペースは多いでしょう。
出産のタイミングで住み替えができれば、快適な環境で落ち着いて子育てすることが可能です。
子どもにとっても広いスペースでのびのびと生活できるメリットがあります。
また、出産前なら身軽に移動しやすく、自然が豊富なエリア、教育環境が整ったエリアなど、子どもに合わせて居住エリアを選ぶこともできます。
資金計画の見通しが立ちやすい
子どもの教育資金や住宅ローンを合わせて資金計画を検討できるため、返済プランや貯金の方法などの見通しが立ちやすいでしょう。
ただし、共働きの場合は、出産前後に妻の収入が減ることも念頭に入れておかなければなりません。
荷物の少ないうちに引っ越しできる
家族が増えてから引っ越しするのは、荷物の量を考えても大変です。
しかし、出産前後なら荷物の少ないタイミングで引っ越しできるのもメリットと言えるでしょう。

出産を機会に不動産売却を成功させるポイントは？

出産を機会に不動産売却する場合は、できるだけ早く引っ越して新居を整える時間を確保するため、「スピード」を重視するのがポイントです。
そのために必要な方法は、次のとおりです。
査定額よりも価格を下げて販売する
不動産売却の際は、不動産がどのくらいの価格で売れそうか確認するために査定を依頼します。
不動産会社は実際の不動産を確認して査定額を提示しますが、その額よりも下げて販売するとスピーディーに売れやすくなります。
買取を検討する
買取とは、第三者の買い手を見つけるのではなく、不動産会社と直接取引する売却方法のことです。
買い手を見つける手間や時間を省けるため、通常の売却に比べてスピーディーに換金、引っ越しできるメリットがあります。

ライフステージの変化による不動産売却の方法②子どもが独立

ライフステージの変化で次に考えられるのが、子どもが独立して逆に家族が減った場合です。
前の章と同様に売却を考える理由やメリット、上手に不動産売却するポイントを見ていきましょう。

子どもが独立というライフステージの変化で売却を考える理由

家族が減ることによって空き部屋が増え、手広になってしまうのが大きな理由です。
空き部屋を活用したり、管理したりするのは高齢になると負担になってしまいます。
とくに2階建てで階段がある場合や室内がバリアフリーになっていない場合は注意が必要です。

子どもが独立したタイミングで不動産売却するメリット

それでは、子どもが独立というライフステージが変化するタイミングで不動産売却する2つのメリットをご紹介します。
老後の暮らしに合った住まいを選べる
大きなメリットは、老後の暮らしに合った住まいを選べることです。
買い物施設や公共交通機関などが多く利便性の高いエリアやバリアフリー仕様の住まいなど、快適な生活が送れるような不動産を探すと良いでしょう。
資金面でゆとりができる
今よりもコンパクトな住まいに住み替えれば、光熱費などの維持管理費を下げられます。
資産性の高い都心や駅近の物件であれば、売却金が残り、老後資金として使える可能性もあるでしょう。

子どもの独立を機会に不動産売却を成功させるポイントは？

築古の物件を売却する場合は、売却前のリフォームの要否がポイントと言えます。
結論から言うと、不動産売却前のリフォームは基本的に不要です。
なぜなら、中古物件のアピールポイントである「安さ」が損なわれ、リフォーム代金を回収できる可能性も低いためです。
また、リフォームの内容が買い手のニーズに合わない場合もあります。
そのため、大がかりなリフォームはせずに補修やクリーニングに重点を置き、売却を進めるのがおすすめです。

ライフステージの変化による不動産売却の方法③親が亡くなる

親が亡くなるというライフステージの変化では、実家を相続することになるかもしれません。
このようなケースで売却を考える理由やメリット、上手に不動産売却するためのポイントについてご紹介します。

親が亡くなるというライフステージの変化で売却を考える理由

相続の場合、ほかに住まいがあり、相続不動産を活用する予定がない場合は維持・管理の手間や費用の負担のみが続きます。
また、不動産の劣化にともなう近隣への損害や放火などの犯罪のリスクなども売却を考える理由になるでしょう。

親が亡くなるタイミングで不動産売却するメリット

それでは、親が亡くなるというライフステージが変化するタイミングで不動産売却する2つのメリットについて見ていきましょう。
売却金を得ることができる
売却金を得ることができれば、複数の相続人がいた場合に分配しやすくなるメリットがあります。
また、売却金を相続税の支払いに充当することも可能です。
空き家の所有によるリスクを回避できる
先ほどお伝えしたような近隣住民への損害や犯罪のリスク、維持・管理の負担を回避できることもメリットです。

相続を機会に不動産売却を成功させるポイントは？

相続を機会に不動産売却する場合は、相続手続きをスムーズに進める必要があります。
相続による不動産売却の流れは次のとおりです。

• 遺言状の有無と財産の確認
• 書類の収集
• 遺産分割協議
• 相続登記（不動産の名義変更）
• 売却
• 換金・分配

親名義から相続人の名義へ変更しなければ、売却ができないことを覚えておきましょう。
遺産分割協議で分配について親族間でしっかりと話し合っておくことも大切です。
相続に必要な以下の書類についても確認しておきましょう。

• 被相続人の戸籍謄本
• 被相続人の住民票の除票
• 相続人の戸籍謄本
• 相続人の住民票の写し
• 相続人の印鑑証明書
• 不動産の全部事項証明書
• 不動産の固定資産評価証明書
• 遺産分割協議書
• 登記申請書

不動産売却にかかる譲渡所得税、印紙税、登録免許税などの税金もポイントの1つです。
とくに売却益に対してかかる譲渡所得税は負担が大きいため、注意しましょう。
ただし、空き家になる前に親が1人で居住していた不動産の場合は、相続空き家売却の3,000万円の特例控除が適用になる可能性があります。
売却益が3,000万円以下の場合は譲渡所得税は生じないので、確認してみてください。

まとめ

今回は、ライフステージの変化における不動産売却の方法についてご紹介しました。
ライフステージの変化による負担を減らし、快適な住まいを手に入れるためには、ポイントを押さえて不動産売却することが大切です。
フリースタイルでは、少しでも高く売却できるよう親身に対応いたします。
江戸川区を中心に東京23区や横浜、川崎で不動産売却を検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。