2022-11-30
ガソリンスタンド跡地は土壌汚染のリスクがあるため、売却が困難な傾向にあります。
ガソリンスタンド跡地を所有している方のなかには、売却できるか不安な方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、ガソリンスタンド跡地がそのままの状態で売却できない理由や、ガソリンスタンド跡地の売却方法・注意点について解説します。
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ガソリンスタンド跡地が現状のまま売却できない理由として、まず土壌汚染のリスクが高いことが挙げられます。
ガソリンには、特定有害物質の鉛とベンゼンが含まれています。
特定有害物質とは、健康に被害をあたえる危険性がある、土壌汚染対策法で指定された特定の物質のことです。
ガソリンスタンド跡地では、これらの物質による土壌汚染が懸念されますが、土壌調査の結果、土壌汚染対策法の基準値内に収まれば問題ありません。
また、地盤の安定性への不安も、そのまま売却できない理由の1つです。
ガソリンスタンドには多くの場合、地下タンクが埋蔵されています。
地下タンクはガソリンスタンドの廃業と同時に掘り出され、無害化するのが一般的です。
地下タンクの埋め戻し工事がずさんだと地盤が緩くなる場合もあり、地盤沈下のリスクがあるため売却が難しくなります。
さらに、土地に残っている油臭や油膜が、売却できない理由となることもあります。
油臭や油膜は五感で確認できる問題点であるため、購入希望者に嫌悪感を抱かせてしまうのです。
油に関するトラブルは土壌汚染対策法には含まれていませんが、環境庁によって「油対策汚染ガイドライン」が制定されています。
油対策汚染ガイドラインでは、調査員が五感を使って油臭や油膜の確認などをおこない、問題がある場合は浄化対策が必要であるとしています。
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ガソリンスタンド跡地を売却するなら、居抜き物件として売却する方法と、更地にして売却する方法がおすすめです。
ガソリンスタンドは交通量が多い道路に建っている店舗が多く、立地条件に優れています。
ガソリンスタンド跡地は安定した収益が見込めるため、居抜き物件として需要が高い傾向にあります。
更地は買主の購入目的を限定しません。
そのため、建物などが残っている土地よりも需要が高く、買主が見つかりやすいでしょう。
ただし、ガソリンスタンドの解体費用がかかるため注意が必要です。
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ガソリンスタンド跡地を売却する際の注意点としては、土壌汚染の調査や対策が必要であることが挙げられます。
これは、土壌に有害物質が含まれていると、買主や周辺環境に悪影響を及ぼす恐れがあるためです。
また、ガソリンスタンド跡地を売却するときは、買主に対してガソリンスタンド跡地であることを告知しなければなりません。
もしもガソリンスタンド跡地だということを伝えずに売却した場合、告知義務違反により損害賠償請求されることもあります。
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ガソリンスタンド跡地は、土壌汚染調査が問題なければ、立地が良いことが多い物件です。
運用方法もさまざまなので、土地の活用方法を考えましょう。
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