2022-12-11
事故物件を解体することで、事件や事故のイメージを払拭することができます。
しかし、解体には高額な費用がかかったり、税負担が増えたりするため、必ずしも解体したほうが良いとは言い切れません。
事故物件を解体するメリット・デメリット、解体費用の相場を理解したうえで、解体するかどうかを検討することが大切です。
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事故物件を解体するメリットは、売却しやすくなることです。
事件や事故があった物件は、心理的瑕疵のある物件として扱われます。
事故物件を売却する前に解体することで、恐怖感や不快感などの心理的瑕疵が下がり、買い手が付きやすくなる可能性があります。
ただし、事故物件を解体したとしても、告知義務は残ります。
事故物件が建っていた土地であることを隠して売却した場合、買主から契約解除などを求められることもあるため、注意が必要です。
また、事故物件を解体して更地にすることで、用地を変更して土地活用できる点もメリットと言えます。
解体後に賃貸物件や駐車場などに転用して活用するのも、1つの方法です。
事故物件を解体することは、負のイメージを払拭するのに有効的な方法と言えます。
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事故物件を解体するデメリットは、税負担が増えることです。
建物が建っていない土地には、固定資産税の軽減措置が適用されません。
また、建物を解体したとしても、更地の売却価格は相場よりも安くなります。
事故物件になった理由にもよりますが、事故物件の売却価格は、相場よりも3~5割ほど低下するのが一般的です。
事故物件を解体して更地にしても、相場と同等の価格で売却するのは難しいでしょう。
このように、解体のために費用と手間をかけても、税負担が増えたり売却価格が下がったりするなどのデメリットがあります。
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解体費用は、建物の大きさや構造によって異なります。
木造住宅の場合は1坪あたり2~4万円、鉄骨造は1坪あたり3~4万円、鉄筋コンクリート造は1坪あたり4~6万円ほどかかるのが一般的です。
解体費用のほかに、「撤去費用」「廃材処分費用」もかかります。
事故物件を解体する際、ブロック塀や門、庭の植物などの解体・撤去も必要です。
撤去費用の目安は、ブロック塀1㎡あたり5,000~1万円、庭の樹木は1~5万円、門や扉は2万円前後です。
解体によって出た廃材を処分する際にも費用がかかります。
処分する業者や地域によって費用は異なりますが、1㎡あたり木くずは5,000円以上、レンガ・タイル・カーペットは2万7,000円以上かかるのが一般的です。
解体費用を見積もる際、撤去費用や廃材処分費用も考慮する必要があります。
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事故物件を解体することで、心理的瑕疵を和らげることができます。
しかし、費用や手間をかけて解体しても、売却価格の下落は避けられません。
事故物件を検討する際、不動産査定を受けたうえで、売却方法を検討することをおすすめします。
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