2023-01-06
長屋式住宅は一般的に売却しにくいといわれていますが、それはなぜでしょうか。
この記事では江戸川区を中心とする東京23区で長屋式住宅の売却をご検討中の方に向けて、長屋式住宅とはどのような住宅か、また売却しにくい理由と売却方法についてご紹介します。
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長屋式住宅とは、1つの建物の内部を仕切ってそれぞれ独立した住宅として使えるようにした物件です。
隣り合う住宅は壁がつながった状態であり、なかには横だけでなく上下に連なっているものもあります。
その性質は、アパートやマンションなどの共同住宅と似ているといえるでしょう。
しかし、長屋式住宅は接している道路が2m以上であれば良いことや建築基準法上特殊建築物に該当しないなど、建築するうえで成約が少ない点が共同住宅とは違います。
また最近では長屋という呼び名ではなく、テラスハウスやタウンハウスとも呼ばれています。
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長屋式住宅は一般的に売却しにくいといわれ、その理由に住宅ローンの利用と再建築が難しいことが挙げられます。
長屋式住宅は古いものが多く、現在の建築基準法を満たしていない可能性が高いです。
さらに再建築も難しいため買い手がつきにくく担保価値が低くなることから、住宅ローンの審査がとおりにくいでしょう。
長屋式住宅は、単独での再建築が困難な点も売却しにくい理由の1つです。
再建築の際、隣の住宅と切り離す場合は隣家の承諾が必要であり、そのとき隣家が建築基準法を満たすために施す補強などについても説明しなければなりません。
また、切り離して接道要件を満たせなくなる場合は再建築は不可能です。
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長屋式住宅を少しでも良い条件で売却する方法はあるのでしょうか。
長屋式住宅の売却方法には、不動産会社による買取の利用が挙げられます。
売却価格は相場の6~7割ほどと安くなる可能性が高いですが、一般的な売却では長期間売れなかったり最終的に値下げする必要があったりすることを考えるとデメリットは感じられないでしょう。
隣家を買い取って売却する、あるいは隣家に売却する方法も考えられます。
単独で売却するよりも建物をまとめて売却するほうが、価値が高まる可能性があります。
長屋式住宅の雰囲気を活かしたリノベーションをする方法もあります。
レトロな雰囲気を好む買主が見つかる可能性がありますが、リノベーションにかかった費用を回収できないこともある点には注意しましょう。
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