代襲相続とは?発生するケースや代襲相続人となる範囲を解説

2024-07-30

代襲相続とは?発生するケースや代襲相続人となる範囲を解説

遺産は親から子に受け継がれるものですが、親より先に子が亡くなってしまうケースも、決して珍しくありません。
ですが、亡くなった子に相続されるはずだった遺産は、どうなってしまうのでしょう?
そのような場合に発生するのが、代襲相続です。
この記事では、代襲相続とはどのような相続なのかや、発生するケース、代襲相続人となる範囲について解説します。

\お気軽にご相談ください!/

代襲相続とは?

代襲相続とは、相続が発生した時点で相続人が亡くなってしまっていた場合に、代わってその相続人の子に相続権を移す制度です。
たとえば親をAさん、子をBさん、孫をCさんとした場合に、Aさんが亡くなった時点でBさんが生存していれば、通常どおりBさんがAさんの遺産を相続します。
しかしBさんが死亡していた場合は代襲相続となり、代わりにCさんが遺産を相続します。
少子高齢化や晩婚化が進んでいる近年において、相続権を持つ親族が被相続人(財産を遺す人)よりも早くに亡くなってしまうケースは、決して珍しくありません。
代襲相続とはそのような場合に、適切に遺産を処理するための仕組みなのです。

▼この記事も読まれています
空き家を放置すると良くない?デメリットや売却方法を解説

\お気軽にご相談ください!/

代襲相続が発生するケース

代襲相続の発生理由には、主に次の3つがあります。
1つ目はすでにお伝えしている、相続開始前に相続人が亡くなってしまっている場合です。
2つ目は、相続欠格が原因で相続権を失った場合です。
相続人が犯罪や不正などをおこなった場合には相続欠格が認められ、遺産の相続権が剥奪されてしまいます。
たとえば、遺産欲しさに遺書の内容を書き換えてしまった場合などが該当します。
3つ目は、相続廃除が適用された場合です。
相続廃除は、被相続人の意思によって相続権の失わせるための手続きで、家庭裁判所に申し立てが認められた場合、その相続人の相続権は失われ、子に引き継がれます。
たとえば、相続人が被相続人を虐待していた場合などのケースが考えられます。

▼この記事も読まれています
空き家で通水しないとどうなる?通水方法と空き家での水道契約の必要性

\お気軽にご相談ください!/

代襲相続人となる範囲

代襲相続は、直系卑属が死亡した時点で兄弟姉妹が死亡している場合にのみ発生します。
直系卑属は、自分よりも後の子孫を指す言葉です。
つまり相続人の直系の子孫であれば、何代先であっても代襲相続人となり得ます。
たとえば、相続が発生した時点で健在なのがひ孫だけだった場合、そのひ孫が代襲相続人となります。
兄弟姉妹が相続人で、相続時点で亡くなってしまっていた場合の代襲相続人は、亡くなった兄弟姉妹の子(甥や姪)です。
ただしこの場合は直系と異なり、子の一代のみが代襲相続人となり得る点に注意してください。
たとえば相続が発生した時点で兄弟姉妹とその子が亡くなってしまっていた場合は、代襲相続が発生しません。
またいずれの場合でも、まだ生まれていない胎児も代襲相続の範囲に含まれるので、注意してください。

▼この記事も読まれています
空き家を賃貸に出すメリット・デメリットとは?

まとめ

代襲相続とは、相続人が相続開始前に亡くなってしまった場合に、相続人の子に相続権が受け継がれる制度です。
代襲相続の発生する理由には、相続欠格や相続廃除、相続人の死亡の3つがあります。
代襲相続の範囲は直系卑属か、兄弟姉妹の子までに限られます。
江戸川区での不動産売却でお困りなら売却専門の株式会社フリースタイルへ。
所有されてきた物件はもちろんのこと、相続した物件についてもお気軽にご相談ください。


ブログ一覧ページへもどる

まずはご相談ください!

0120-00-6956

営業時間
9:00~21:00
定休日
年末年始

売却査定

お問い合わせ